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だんだらごはん第3話 ネタバレ&感想「個性派揃い収集がつかない」(3)

だんだらごはん第3話 ネタバレ&感想「個性派揃い収集がつかない」(3) だんだらごはん
だんだらごはん第3話 ネタバレ&感想「個性派揃い収集がつかない」(3)

幕末を駆け抜けた新撰組。江戸ごはん×新撰組の青春ストーリー!

この記事では、殿ヶ谷美由記が著者の「だんだらごはん」第3話のあらすじと感想をお伝えします。

前回、だんだらごはん第2話ネタバレはこちら

だんだらごはんのまとめはこちら

だんだらごはん第3話のネタバレ「個性派揃い収集がつかない」

だんだたごはんイメージ写真
沖田に稽古に呼ばれた山口が道場にやって来ると、沖田は酔いつぶれて寝ていました。
沖田は元服をして、昨晩はそのお祝いに皆で酒を飲んでいたのでした。山口は、飲む前に甘いものを口に入れておくと酔いがマシになることを沖田に教えますが、時すでに遅し。酒になれていなかった沖田は、二日酔いに苦しんでいます。

沖田以外にも、同じく道場に集まっている、永倉新八(ながくらしんぱち)、原田左之助(はらださのすけ)、藤堂平助(とうどうへいすけ)が酔い潰れて床に転がっていました。
二日酔いの彼らのために水を取りに行こうとした山口は、ちょうど水を汲んできた山南敬助(やまなみけいすけ)に遭遇します。山南は、自分はあまり酔わないのだと涼しい顔で笑っていました。

皆に水を配った山南は、寝ている土方を起こしに行きます。土方はお酒に弱い体質でしたが、沖田のお祝いだからと無理して酒を飲んでしまい、潰れてしまったのでした。

起き出して身支度をしはじめる沖田達。原田は、ご飯がないことに気づきます。そこへ井上源三郎(いのうえげんざぶろう)が顔をだし、お惣菜を売る「煮売り屋」も、もう近くにいないと話しました。本格的に食べ物がないことに気づいた沖田達は、ガヤガヤと騒ぎ出します。
まとまりがない沖田達を見て、山口は「こんなところにいて大丈夫だろうか」と少し不安になります。

この剣術道場-試衛館(しえいかん)に集まる人たちは、皆、剣の腕の良い人たちでした。
沖田はもちろん、土方、近藤も剣が強く、井上は彼らには及ばないものの、それなりに強い方でした。また、近藤を慕って他流派からやってきた、原田、永倉、藤堂、山南に関しても、それぞれ一流の剣の使い手でした。
そんな彼らでしたが、個性派揃いで、皆で集まると収集がつかなくなってしまうのです。

皆で騒いでいたところに、出かけていた近藤が帰ってきました。近藤は、出先でもらったニラを使って、雑炊(ぞうすい)を作ることを提案します。

近藤は手際よく、だし汁に冷や飯、ニラ、味噌を入れて雑炊を作っていきます。そして、隣で手伝っていた山口に、近藤はニラにまつわる逸話を話しました。その逸話とは、戦国時代末期、石田三成(いしだみつなり)が関ヶ原の戦いに負けた後も、最後まで自身の身体に気を遣い、ニラ雑炊を食べていた、というものでした。近藤はこの話から、負けても諦めない心を大事にしていきたい、と言って先日の「卵ふわふわ」(1話参照)の礼を山口に伝えます。

雑炊が完成し、皆で鍋をかこんでニラ雑炊を食べ始めました。山口は、バラバラのメンバーの中心に近藤がいることで、みんながまとまって見えるように感じます。
そんな考え事をしていた山口が我に返った頃には、鍋の雑炊はすっかり空になってしまっていました。

だんだらごはん第3話の感想「試衛館に集う楽しい日常にほっこり」

たくさんの試衛館メンバーが登場し、賑やかになった第3話でした。
後に新撰組で活躍する仲間がそれぞれ個性的に描かれていて、ワクワクしました。

第3話で試衛館のみんなが食べていたニラ雑炊。ニラの香りが立ち上る雑炊はとても美味しそうでした…。雑炊は食べ飽きたと文句を言っていた藤堂や原田たちも、ニラ雑炊の美味しさに夢中になっています。
漫画内で近藤も話していたとおり、ニラ雑炊は、石田三成が戦いに敗れて捕まった後、処刑前に食べていた料理として有名だそうです。ニラは、『古事記(こじき)』や『万葉集(まんようしゅう)』といった、日本の古い書物のなかにも登場しており、古くから体調を整える食材として注目され、食べられてきた食材です。
第1話では、身分が低いために憧れだった剣の教授方のお役目に就けず、落ち込んでいた近藤でしたが、諦めない心を取り戻し、ニラ雑炊をつくる姿は感動的でした。

個性が豊かすぎてまとまりのない沖田たち試衛館のメンバーでしたが、皆、近藤を慕って道場に集まっているという点は一緒です。試衛館は、食客(家においてもらってご飯を食べさせてもらっている人。居候。)が増えてしまって常に貧乏。それでも「飯が少なかろうが、薄かろうが皆で食うのがウマい!」と笑っている近藤の姿に、皆が彼の周りに集まる理由が分かるような気がしました。近藤のカリスマ性や、皆を包み込む懐の大きさが、皆を惹きつけているのだと思います!

試衛館に集う、沖田や土方、永倉、原田などなど、後に新撰組で活躍するメンバーの賑やかで楽しい日常を垣間見た気持ちになれました。幕末という大変な時代に生きる彼らの、穏やかな日常にほっこりします。次回以降は、いよいよ浪士組出発に向けて彼らも動き出すかも…?楽しみです!

次回、だんだらごはん第4話ネタバレはこちら

だんだらごはんのまとめはこちら

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