最近機嫌が悪いともちゃんが、おねえちゃんにそれを注意されて家を飛び出してしまいました。そしてともちゃんが見つからなくてほたるが落ち込んでいると、そこへ花野井くんが帰ってきました！ようやくともちゃんを見つけた花野井くんがともちゃんと話をしてくれたおかげで、ほたるは無事に仲直りすることができました。
花野井くんと恋の病【第32話】あらすじと感想「ともちゃんの家出」
花野井くんは今頃飛行機で日本に向かっている頃です。
ほたるが部屋にいると、リビングからお姉ちゃんと妹のともちゃんが言い争う声が聞こえてきました。どうやら最近イライラしているともちゃんの態度をお姉ちゃんが叱っているようです。するとともちゃんは「放っといて！」と家を飛び出してしまいました。
ほたるがともちゃんの機嫌が悪い理由をお姉ちゃんに聞くと、お姉ちゃんはともちゃんが背が伸びて体重も増えたことでスケートがうまくいっていないことを教えてくれました。
そのままお姉ちゃんは出かけてしまいましたが、ほたるはともちゃんのことが心配で友達に電話したり近所を探したり。
なかなか見つからずへこんでいると、ほたるの携帯に電話がかかってきました。ともちゃんかと思ったら、かけてきたのは花野井くんでした。
落ち込んでいるのを悟られないように元気に話すほたるですが、花野井くんは「何かあった？」とお見通し。そして、話しているうちに花野井くんが突然ほたるの家の前に現れました。「大変な時に来てごめん」と謝る花野井くんですが、ほたるは花野井くんの顔を見てホッとして泣いてしまいました。
そして花野井くんと探し始めようとしたところで、ともちゃんが昨年まで通っていた小学校からともちゃんが来ていると電話がかかってきました。ふたりは急いで小学校へ行くと、家に電話をしたことがともちゃんにバレたようで既に逃げた後でした。
それでもまだ校内にいるかもしれないと花野井くんとほたるは手分けして懸命に探します。
すると花野井くんがプールでともちゃんを見つけました！見つかって焦ったともちゃんはプールに落ちてしまいましたが、花野井くんが助けてくれました。ふたりでほたるが来るのを待っている間にともちゃんからケンカの理由を聞いた花野井くんは「君は自分を肯定できる『好き』を早くから見つけられていいね。でもそういうものになかなか出会えない人たちだって『君たち』の人生の脇役じゃない。」と話します。花野井くんに素直になれないともちゃんですが、それでもその言葉は刺さったようです。そしてほたるが到着し、無事に仲直りすることができました。
三人で家に戻って、びしょ濡れのともちゃんと花野井くんは順番にシャワーを浴びました。花野井くんがシャワーから戻ると、ほたるは花野井くんの髪をドライヤーで乾かしてあげながら今日のお礼を言いました。そして、花野井くんが気持ちよくウトウトしていると…なんとほたるが花野井くんのおでこにキス♡びっくりした花野井くんは一瞬で目が覚めてほたるにキス…しようとしたところで、お姉ちゃんが帰ってきてしまいました！
ようやく一週間限定の遠距離恋愛が終わりました。
本日発売のデザート4月号に『花野井くんと恋の病』32話掲載されてます。8巻が4月13日発売予定です！あと来月のデザートでは32話の続きの番外編6ページ描かせてもらいますのでそちらもよろしくお願いします✨ pic.twitter.com/NvOIWF5WC9
— 森野萌 (@megumi_ibara) February 24, 2021
花野井くんと恋の病【第32話】感想「ともちゃんと花野井くん」
なんだか不機嫌続きだったともちゃんですが、ついに大爆発をしてしまいましたね。お祭りのときにもほたるに何か言いたげでしたが、どうやらスケートがうまくいっていないことを相談したかったようです。でもほたるは花野井くんとの遠距離恋愛で忙しくて話すことができなかったから拗ねていたのですね。
でも、ともちゃんはほたるの優しい性格をよくわかっているだろうから、ほたるに探してほしくて飛び出したフシもあると思います。なのに、見つけてくれたのはまさかの花野井くん。ほたるのことが大好きなともちゃんにとっては、花野井くんは敵みたいなものですよね（笑）。そんな花野井くんに見つかってしまって、ともちゃん的には超不本意だったことでしょう。
それにしてもここでの花野井くんの話がすごくてびっくりしました！「人生の脇役じゃない」なんて、高校生が言うセリフか⁉とも思いますが、これは花野井くんがそう信じたいことなのかもしれないと思いました。
自分のやりたいことのために海外に行ってしまった両親。残された花野井くんはコンプレックスを抱えながらもそんな両親に認められたくて勉強も運動も頑張ってきたけど、それって自分のための人生じゃなかったなってほたると付き合うようになって感じているのかも。
「ほたると付き合いたい」と自分から求めて、ほたるに好きになってもらいたくて努力して…そしてその末に海外に一緒に行かないかという父親からの誘いを自分の意思で断って、今、ようやく花野井くんは自分が人生の主役になっていると感じられているのかもしれません。
そんな花野井くんの言葉だから、ともちゃんは反発しつつも受け入れることができたのではないかと思います。
さて、長旅だったにも関わらず息つく暇なくほたるのために奔走した花野井くんですが、ようやくほたるから「おでこにキス♡」というごほうびをもらうことができました。
夏休みも終わりです。
次回から新学期。何が起きるか楽しみですね！
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