のんちゃんに謝った帰りにファミレスに寄った花野井くんと圭悟くんと八尾くん。花野井くんは初めて同級生とおしゃべりを楽しむことができました。そして花野井くんはそんな自分と自分の周りの変化をほたるに話したいと強く思いました。
花野井くんと恋の病【第44話】あらすじ「ファミレスで和気あいあい」
のんちゃんに謝った後、花野井くん、圭悟くん、八尾くんの三人はファミレスに寄りました。「なんで八尾まで…」と言う花野井くんに圭悟くんは「めちゃくちゃ世話になっといて何言ってんだよ。大体いつまでも借りがあるって嫌だろ?今日のことは今日で終わらせて次行こうぜ」とバッサリ。
まるで何もなかったかのように和気あいあいとしゃべる八尾くんを見て「あんなに言い合いしたのによく僕と普通に話せるな…。結局いつだって気にしているのは僕だけか。」と思う花野井くん。
そして実は花野井くんが小学校で転校したての頃、教室が分からなかった時に八尾くんは自分が遅刻しそうなのに助けてくれたことを話しました。「普通だよ」と八尾くんが照れると「普通じゃないよ」と花野井くんはキッパリと言いました。
そして圭悟くんがトイレに行っている間に、八尾くんは先日は言い過ぎたことを謝りました。
花野井くんは「正論だったから謝らないでいいよ。八尾がいい奴なことは分かってる。ほたるちゃんを奪おうなんて思ってないことも。…だから怖いんじゃん…」とつぶやきます。
そんな花野井くんを見て、八尾くんは「花野井ってなんでそんなに自信ないんだ?」と言いました。
ちょうどそこに圭悟くんも戻ってきて「わかる!コイツって劣等感のかたまりみたいなとこあるよな。だからウニみたいにツンツンして過剰防衛してんの(笑)本当は素直なシャイボーイなのにね~」と言うと花野井くんはイラついています。
そして八尾くんが「これだけモテる奴が…」と言うと花野井くんは「こっちはフラれ続けてる人生なんだよ!!」とブチ切れ、二人は大ウケ!
実は花野井くんは超イケメンだけど束縛強すぎで、告白はたくさんされるけれど付き合うとすぐに振られてばかりだったのです。
ファミレスを出てから、花野井くんは八尾くんに改めてお礼を言うとともに「それでもほたるちゃんと付き合っている限り仲良くはできない」と伝えました。
そして八尾くんのバスを見送り圭悟くんと二人になると「これからもよろしく!」と思い切って言う事ができました。そんな花野井くんに圭悟くんは「やっぱお前すごい!人のアドバイス素直に聞けるし、フツーに話し合えるし、苦手な相手に頭下げられるし礼も言える!マジでもっと自信持っていい!俺は!おまえ好きだ!!」と言ってくれました。
そして圭悟くんとも別れて一人になると、助けてくれたみんなのことを思い返し、そんな話をほたるに話したい、会いたいと花野井くんは強く思いました。
そして翌日。
花野井くんはほたるの下駄箱に「今度こそ逃げずに話がしたい。一緒に帰りましょう」と手紙を入れました。
『花野井くんと恋の病/44』森野 萌 pic.twitter.com/hjutfnFzhP
— toXsomi (@toXsomi) June 19, 2022
花野井くんと恋の病【第44話】感想「いい友達になれそうな三人」
今回はまさかのメンツでファミレスです。
それにしても圭悟くんは、花野井くんと八尾くんという組み合わせで食事に誘うなんてメンタル強すぎ(笑)。
そして圭悟くんの思惑通り(?)先日の言い争いのことをお互いに話すことができてわだかまりも減ったのか、花野井くんは八尾くんに対しても少しだけ素直に話すことができました。
花野井くんはほたるを取られてしまうのではと心配しているから八尾くんのことを警戒していますが、もしそれが無かったらかなりいい関係が築けそうです。この先花野井くんの劣等感が消えていって、ほたるとの関係が安定した安心できるものになったら、もしかしたら八尾くんとも友達になれる未来があるかもしれませんね。
そして花野井くんは今回のように周りの人たちに助けられながら、少しずつ癒されていい部分が出てきていると思うので、きっと大丈夫!と思わずにはいられません。
そして今回は圭悟くんの人の好さや気遣いがかなり光っていました。圭悟くん、かなり明るいキャラですが何も考えていないわけではなく、二人の関係が楽になるようにとちゃんと考えてうまくとりなしているからすごいです。以前にきょーちゃんが圭悟くんのことを「バスケ部で先輩を差し置いてレギュラーになっているから人間関係いろいろ苦労している」みたいなことを言っていましたが納得です。
そして、花野井くんのいいところを花野井くんと別れるときに直接伝えてくれました。こういうことをちゃんと言葉で伝えてくれるなんて圭悟くんは本当に性格イイ!きょーちゃんがベタ惚れなのがよくわかります♪
さて友達に励まされて花野井くんは「ほたるちゃんと話さなきゃ(でも怖い)」から「ほたるちゃんと話したい!」に変化してきました。前回の黒江主任の「人間は一人で支えられるほど軽いものじゃない」という言葉の通りですね!みんなに支えられて花野井くんは前を向くことができてきました。
次回こそほたると話し合えそうです!
頑張れ!花野井くん!!
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