PR
薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと【第13話】あらすじと感想「後宮に戻った猫猫、しかし鋭い目つきの壬氏が待っていて…!?」

薬屋のひとりごと【第13話】あらすじと感想「後宮に戻った猫猫、しかし鋭い目つきの壬氏が待っていて…!?」 薬屋のひとりごと

後宮で働く猫猫(マオマオ)が、薬師の知識で事件の謎を推理する中華系ミステリー「薬屋のひとりごと」
第12話では、猫猫が、里帰りした花街のとある妓楼で遭遇した事件について、男女の心中ではなく殺人未遂だったことを推理しました。この記事では、「薬屋のひとりごと」第13話のあらすじと感想をお伝えします。

薬屋のひとりごと【第13話】あらすじ「里帰りから帰った猫猫と待っていた壬氏の誤解」

猫猫は、非常に満ち足りた様子の李白を連れて後宮に戻ってきました。後宮に戻ると、壬氏は鋭い目つきで猫猫にものすごい圧力をかけています。そして、猫猫の肩を抱くように掴むと、応接室に来るように言いました。
猫猫が応接室に行くと、壬氏は相変わらず鋭い目つきで手を組んで座っていました。猫猫は二人きりの状況に疑問を覚えていると、壬氏は「里帰り、行ってきたようだな」と口を開きました。そして続けて、「李白というのはどのような男なんだ」と尋ねます。意味が分からず猫猫は「身元引受人です」と答えると、壬氏は身元引受人の意味が分かっているのかと尋ねます。猫猫が、身元のしっかりした人でないと引受人にはなれないと聞きました、と答えると、壬氏はどっと疲れたような変な顔をします。猫猫が李白から参加賞のかんざしをもらったことを説明すると、壬氏は「俺もあげたはずだが、俺は義理でもらったものに負けたんだな?」と言います。自分に話が来なかったことが気にくわない様子の李白に、猫猫は面倒ごとには関わらない方がいいのに、と不思議に思いました。妓女を虜にしそうなほどの美貌をもち、かつ宦官である壬氏を妓楼に連れて行くわけにはいきません。猫猫は、「申し訳ありません。喜んでもらえそうな対価が思いつかなかったので」と答えました。壬氏は“対価”という言葉に反応します。「一夜の夢に喜んでおられました」と猫猫が言うのを聞き、猫猫本人が李白に春を売ったのだと思った壬氏は、ワナワナと震え出します。飲み物をこぼしてしまった壬氏に対し、猫猫が拭くものを持ってこようと部屋を出ると、部屋の外には大笑いする玉葉妃とため息をつく高順、怒った侍女頭が立っていました。
その夜、高順は仕事の進まない壬氏に「いつまでいじけているのですか」と声をかけます。壬氏と高順は、昼間の猫猫とのやりとりの後、身元引受人の見返りが人気妓女との面会だったということを笑い続ける玉葉妃から何とか聞き出したのでした。高順は、急いで仕事を終わらせて猫猫に会いに行った壬氏にとって、知らない男と里帰りしているのは青天の霹靂だっただろう、と思います。むすっとしながらも、自己中心的な官僚達に提案された自分勝手な法案を処理する壬氏に、高順は少し同情しました。
次の日、浩然(コウネン)という中年の偉い武人が酒の飲み過ぎが原因で死んでしまったというニュースが入ってきました。壬氏は猫猫に、死因は本当に酒だったと思うか尋ねます。猫猫が、浩然が飲んだという酒を飲んでみると、甘みのある酒に塩味をつけたような変わった味がしました。壬氏は、浩然はもともと辛党だったが突然甘党に変わったと話していた、と言います。猫猫は壬氏に、浩然が飲んでいた酒瓶を持ってくるよう頼み、「ひとつ調べていただきたいことがございます」と言いました。

薬屋のひとりごと【第13話】感想「知らない男との里帰りにイラつく壬氏と戸惑う猫猫」

猫猫のひょうひょうとした受け答えにイラつく壬氏と、なぜイラつかれているのか戸惑っている猫猫の掛け合いが面白い第13話でした。
よく知らない男と里帰りに行ってきたという猫猫に対し、壬氏は終始イラついていました。猫猫にとって、李白は里帰りのためのただの保証人ですが、実際にはかんざしを渡されてそれに応えるというのは、結婚とまではいかずとも、正式にお付き合いをする、くらいの意味があるのではないかなと思いました。壬氏としては、上等なかんざし、つまり本命のかんざしを猫猫に渡したのに、猫猫が知らない男からもらった義理のかんざしに応えていてショックだったのかもしれません。猫猫のことでイラついたりいじけたりする壬氏は、いつものうさんくさいほどのキラキラ感が消えていて、壬氏も1人の青年だと感じさせられました。特に猫猫自身が李白と一夜を共にしたのかと勘違いしたときには、驚きのあまり手に持っていた飲み物をひっくり返してしまっており、冷静でいられなくなった壬氏は見ていて面白かったです。猫猫は、壬氏のそんな想いに全く気づいてなさそうで、なぜ自分の里帰りという面倒ごとに壬氏が関わりたがっていたのか理解不能、といった感じでした。立場的に、壬氏は宦官(去勢された男性)のはずですが、猫猫への想いといい態度と言い、宦官らしくに様子も見受けられます。壬氏にも何か裏がありそうな描写も合ったので、今後、壬氏が本当は何者なのか明らかになるのが楽しみです!
第13話後半では、偉い武人が亡くなってしまうという事件が起きました。猫猫は亡くなった武人が飲んでいた酒を飲み、何かひらめいたようですが、果たして何が起こったのでしょうか?次話で解明されることを期待しましょう!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました