後宮で働く猫猫(マオマオ)が主役の中華系ミステリー「薬屋のひとりごと」
第1話前編では、猫猫が“宮たちが次々と亡くなっていく”という噂を聞いたところで物語は終わっていました。この記事では、「薬屋のひとりごと」第1話中編のあらすじと感想をお伝えします。
薬屋のひとりごと【第1話中編】あらすじ「猫猫が事件の原因を推理!」
猫猫は、妃や宮たちのことが気になり、様子を見に行くことにしました。後宮といっても広大で、食堂や庭園を含めると普通の町よりも広いのです。猫猫が後宮の中央へやって来ると、騒ぎがおこっていました。梨花妃と玉葉妃が争っていたのです。梨花妃は玉葉妃をひっぱたき、「自分の子が娘だから、男の子である東宮を呪い殺すつもりだろう」と叫んでいます。玉葉妃は、自分の子どもも同じように苦しんでいるのだからそんなわけはない、と言い返します。猫猫は、二人の妃の真ん中でオロオロしている医官らしき宦官(かんがん)を見て、ヤブ医者だとあきれました。幼児の死亡や頭痛や腹痛、吐き気、梨花妃のげっそりをした様子から、猫猫は“これは呪いでは無い”と内心で確信を持ちます。妃や宮たちの体調不良の原因が分かった猫猫。しかし、伝える術がありません。「書ける物さえあれば」と呟き引き返した猫猫は、長髪の美しい人物とすれ違いました。
騒動から1ヶ月もしない頃、東宮は亡くなりました。猫猫は、体調不良の原因が推測できた日に、簡単な文を石楠花(しゃくなげ)に結って二人の妃の元へ届けましたが、何も意味を成さなかったようです。ただの下女である自分の警告などそんなものだ、と猫猫は割り切ります。東宮を失って梨花妃は大輪の薔薇と言われるほど美しかった面影もないほど憔悴してしまったようでした。玉葉妃の公主も時間の問題か、と猫猫は暗い顔をします。
ところ変わって玉葉妃の部屋。玉葉妃は例の長髪の人物に、梨花妃との騒動の直後に置かれていた文について話しています。「赤子の口に入るものならもっと気にかけていれば良かった」と話す玉葉妃。長髪の人物は、玉葉妃に文を書いた人物を見つけたらどうするつもりなのか尋ねます。
猫猫は、中央の宦官長室へ呼び出されます。猫猫が振り返ると、他の女官たちも何人か同様に呼び出されていました。猫猫が部屋に入ると、玉葉妃の部屋にいた長髪の人物が立っていました。その美しさにはじめは女官かと思った猫猫でしたが、肩幅の広さからその人物が宦官であることに気づきます。長髪の宦官は、紙にサラサラと何かを書き、集めた女官たちに見せました。
薬屋のひとりごとっていうのがトレンド入りしててなろう発らしいし本当に面白いのかよって思って1、2話読んでみたらめっちゃ面白くて寝れないんだけどどうしてくれんの
— ®︎oⓂ︎@ (@Iack_luck) August 22, 2019
薬屋のひとりごと【第1話中編】感想「推理…しかし伝わらなかった思い」
妃たちの言い争い、猫猫の推理、などなど惹きつけられる第1話中編でした。猫猫には妃や宮たちの体調不良の原因がわかったようですが、一体何なのでしょうか…?
猫猫は、梨花妃の様子や以前聞いていた症状、幼児の死亡という事実から、この事件の原因を推理しています。第1話でも、妃や宮たちの症状に何か引っかかっている様子をみせていた猫猫。やはり、彼らの症状が1番の手がかりであるようです。原因を推理したものの、猫猫の思いは梨花妃には伝わらず、東宮は亡くなってしまいました。猫猫は、「端女(はしため)の警告などそんなものか」と表向きは割り切っている様子でしたが、原因がわかり防げたかもしれない事態を防げなかったことは、もどかしく感じました。宮中という身分制社会のなかでは致し方ないことなのかもしれませんが、赤ん坊が死んでしまうのは誰にとっても辛いことですね…。「このままだと公主も時間の問題」と考える猫猫の表情は沈んでおり、彼女にとっても辛いことだったのではないかなと思います。
そのような状況の中、玉葉妃と長髪の宦官が動き出しました。呼び出された猫猫は、まさか自分が置いた文の件だとは思っていないようです。この長髪の宦官は、とても綺麗な顔立ちで、集められた下女たちと一緒に私も惹きつけられてしまいました。雰囲気も凜とした気品があって、魅力的なキャラクターなのではないかと思います。今後、本格的に登場するのが楽しみです!
事件の推理や集められた下女たちなど、気になることが盛りだくさんの第2話でした。長髪の宦官が何かを書いた紙を見た猫猫は驚いている様子でしたが、いったい何が書いてあったのでしょうか?第1話後編も必見です!
薬屋のひとりごと気になってメイト行ったら2種類あってビックリ
なんで二種類?
1.2話それぞれ試し読みした感じは左のねこクラゲさんのが好みかなぁ#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/MkW06rxjEu— ◔ω◔梅乃 (@koume_ghoul) November 24, 2019
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