薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと【第6話】あらすじと感想「驚愕!猫猫のソバカスの正体は…!?」

薬屋のひとりごと【第6話】あらすじと感想「驚愕!猫猫のソバカスの正体は…!?」 薬屋のひとりごと

後宮で働く猫猫(マオマオ)が、薬師の知識で事件の謎を推理する中華系ミステリー「薬屋のひとりごと」
第5話は、毒入りおしろいが原因で床に伏せっていた梨花妃が、猫猫に看病され快復するというストーリーでした。この記事では、「薬屋のひとりごと」第6話のあらすじと感想をお伝えします。

薬屋のひとりごと【第6話】あらすじ「猫猫のソバカスの正体と、猫猫の生きてきた世界」

翡翠宮では、侍女達が園遊会の準備で忙しくしていました。園遊会とは、年に2回宮廷の庭園に偉い人たちが集まり、出し物や食事を楽しむ会でした。今回の園遊会は、正一品と呼ばれる上級妃4夫人、玉葉妃、梨花妃、里樹妃(リーシュひ)阿多妃(アードゥオひ)が出席予定でした。猫猫は出来れば参加したくないと思いますが、毒味役のお役目上、参加は免れられません。冬の庭園で行われる園遊会での寒さ対策を行うべく、猫猫は身体が温まる生姜と蜜柑の飴をつくり、下着にカイロ(温石)をいれることができるポケットをつくる等の準備を行いました。

園遊会当日、玉葉妃は艶やかな衣装に身を包みます。玉葉妃は、「私の侍女達に変な虫がつかないように」と言い、それぞれにアクセサリーを渡しました。猫猫も首飾りをつけてもらいます。猫猫は、玉葉妃の他の侍女達に「お化粧しましょ」と連行され、香油を塗るために顔を拭かれました。
一方壬氏は、翡翠宮へ挨拶にやって来ました。猫猫を見た壬氏は、猫猫の顔にあったソバカスが消えているのを見て、「化粧をしているのか」と驚きます。猫猫は、化粧はしていないと言い、「化粧を落としたからソバカスが消えたんです」と壬氏に言います。猫猫は、“ソバカスの化粧”をしていたのでした。綺麗にすることだけが化粧じゃない、という猫猫に壬氏は、何の意味があるのかと尋ねます。猫猫は、「路地裏に連れ込まれないためです」と答えました。花街で育った猫猫は、女に飢えた奴らに襲われないよう、あえて「ちびで痩せぎすの醜女(しこめ)」でいることで身を守っていたのです。花街にいた頃はソバカスの黥(いれずみ)を入れていたという猫猫。連れ込まれたのか?と尋ねる壬氏に、未遂だったと答えます。猫猫は黥の染料を採取しに行った先で、人買いにさらわれて後宮に売られたのでした。

誘拐による身売りは犯罪で、口減らしのための身売りは合法であり、両者を区別し管理するのは大変です。「管理が行き届いていなくて申し訳なかった」と謝る壬氏に、猫猫は「壬氏さまのせいではありません」と真っ直ぐ答えました。壬氏は申し訳なかった、再度謝り、猫猫の髪に男物のかんざしを挿します。壬氏は少し頬を染め、「やる」と言い、その場を去りました。玉葉妃はそのかんざしを見て、「私だけの侍女じゃなくなったじゃない」と猫猫に言って、庭に向かいます。いよいよ園遊会が始まりました。

薬屋のひとりごと【第6話】感想「壬氏が猫猫に渡したかんざしの意味は…?」

猫猫のソバカスは、まさかの化粧でした!!驚いた方も多かったのではないでしょうか。ソバカスがなくなった猫猫に対し、壬氏は「一瞬誰だか分からなかった」と言っていましたが、確かに猫猫はソバカスがなくなるとかなり印象が変わっています。そして、ソバカスの化粧をしていた理由にも驚きました…。身を守るためにあえてソバカスをつけ、男達から狙われないようにしていた猫猫。昔はソバカスの入れ墨までしていたということで、大変な環境で生きてきたことが分かりました。そして入れ墨の染料を採りに行ったところで誘拐されるという…。油断も隙もない世界ですね。猫猫のどこか達観したような、諦めたような考え方は、こうした場所で育ったことが影響しているのかもしれません。大変な思いをしてきた分、幸せになってほしいと思います。

壬氏は、そんな猫猫の話を聞き、猫猫に男物のかんざしを渡していました。珍しく真面目な様子で謝る壬氏は普段とはギャップがあり、真面目な姿も素敵でした。猫猫の「壬氏さまのせいではありません」という言葉は、飾り気はないものの取り繕ったものではない、まっすぐなセリフで、壬氏の心に響いたのではないかと思います。壬氏がかんざしを渡すよりも前に、玉葉妃も猫猫に首飾りを渡しており、園遊会ではこうしたアクセサリーを渡すことで「所有」や「所属」を表すのかな、と思っていましたが…。壬氏が猫猫に渡したかんざしは、単なるプレゼント以上の意味がありそうです。
猫猫の意外な秘密を知ることができた第6話でした。猫猫と壬氏の関係にも動きがあり、今後進展がありそうです…。第7話が楽しみです!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました