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薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと【第7話】あらすじと感想「四夫人の関係性&園遊会での毒見」

薬屋のひとりごと【第7話】あらすじと感想「四夫人の関係性&園遊会での毒見」 薬屋のひとりごと

後宮で働く猫猫(マオマオ)が、薬師の知識で事件の謎を推理する中華系ミステリー「薬屋のひとりごと」

第6話では、園遊会の準備の最中、猫猫のソバカスが実はつくりものであることが分かりました。また、園遊会当日、猫猫は壬氏からかんざしを貰いました。この記事では、「薬屋のひとりごと」第7話のあらすじと感想をお伝えします。

薬屋のひとりごと【第7話】あらすじ「園遊会での侍女・妃達と食事の席での猫猫」

園遊会がはじまりました。猫猫たちは寒空の下に立っています。四夫人の侍女達は、妃達の代理戦争かの如く、互いに悪口を言い合ってケンカをしていました。猫猫たちが水晶宮の侍女達とやり合っている傍らで、徳妃の侍女達と淑妃の侍女達が互いに罵り合っています。淑妃は今年で35歳、徳妃は14歳と親子ほどの年の差がある上、二人は元嫁姑の関係にありました。5年前、淑妃は現帝の妃の位に既におり、徳妃はまだ9歳にして先帝の妃でした。つまり、9歳の姑・30歳の嫁という関係性だったのです。事実を知った猫猫は、先帝の幼女趣味にげんなりします。

公主の面倒をみていた猫猫は、徳妃・里樹(リーシュ)妃に遭遇します。里樹妃は年齢的にも精神的にもまだ幼く、しきたりを無視するかのような衣装を着ていました。休憩時間になると、皆互いに装飾品を渡し合っていました。印としての装飾品を贈ることで、優秀な人材を勧誘しているようですが、どうやら違う意味もあるようです。猫猫は、李白(リハク)と名乗る男から、皆に配っていた義理のかんざしを貰います。また、梨花妃からも髪飾りを貰いました。

その後、食事の席になり、猫猫は毒見のために待機しています。左右に武官・文官が勢揃いして並ぶ姿は、壮観です。壬氏の姿は見えず、欠席かと思われました。周りを見回して観察しているうちに、食事が運ばれてきました。猫猫は、じっくり観察しつつ、酒や料理の毒見をしていきます。ふと顔を上げると、毒見の様子は周囲からの注目を集めているようでした。宴席で使われるなら即効薬である可能性が高いため、猫猫以外の毒味役は恐怖で震えています。しかし、毒好きの猫猫は「どうせ摂るならフグの毒がいいなあ」とニヤニヤしていました。次々と毒見をする中で、猫猫は運ばれてきた“魚と野菜のなます”に使われている魚が、クラゲで代用されていることに気づきます。青魚が苦手な徳妃専用につくられたものでしたが、徳妃の侍女の嫌がらせによって、徳妃と玉葉妃の配膳が入れ替えられていたのです。口角を上げる徳妃の侍女をみて、猫猫は顔をしかめます。

武官・文官が列席する中には、猫猫にかんざしを渡した李白もいました。毒見がおびえて食事を摂る姿を快く思っていなかった李白ですが、毒味役の中に猫猫を見つけて注目します。猫猫は、羹(スープ)をひとさじすくって口に入れるところでした。スープを口に入れた猫猫は、一瞬目を見張り、うっとりしたような表情で匙を置きます。観衆が注目するなか、口を開いた猫猫は、「これ、毒です」と言いました。

薬屋のひとりごと【第7話】感想「先帝の幼女趣味と、9歳で妃となった徳妃…」

猫猫の衝撃のひと言で、第7話はおしまいとなりました。猫猫は心底うっとりしたような表情でスープを食べていたので、どれほど美味しい料理なのかと思いましたが…。まさかの毒入りスープだったようです。猫猫がとろけるような顔をしていたということは、毒好きの猫猫がお気に入りの毒だったのでしょうか…?そして毒を食べてしまった猫猫は大丈夫なのでしょうか…。誰が、どんな目的でスープに毒を入れたのかがとても気になります。
園遊会の様子を通して、四夫人の関係性やそれぞれの妃の性格や特質のようなものが、少し見えてきました。徳妃はとても可愛らしい妃ですが、他の妃と比べると幼さが目立ちます。まだ14歳、現代で言うと中学2年生くらいだと考えると、年相応な気もしますが…。他の妃達が精神的にも大人びていて、しっかりしているので、徳妃も他の妃達と比べられてしまうと大変なのかなと思います。それにしても、9歳にして先帝の妃であったという事実には驚きです。先帝は幼女趣味だったということで、たくさんのまだ幼い女の子たちが妃にさせられていたのかなと想像します。時代ももちろん違いますが、まだ子どもなのに苦労しただろうな、と思います…。徳妃と淑妃の、9歳の姑・30歳の嫁という関係は想像もつかないようなものですが、二人は昔から交流があったのでしょうか…。徳妃は、自分の侍女から嫌がらせも受けているようで、今後待遇が改善されるといいな、と思いました。
園遊会も盛り上がってきて、食事の席での毒入りスープ…。非常に気になるところで、第7話は終わってしまいました。毒を入れた犯人は、毒を入れた動機は…。もしかしたら複雑な妃達の関係性も関わっているのでしょうか?第8話も必見です!

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