より良き世界のため、日々諜報任務にあたっていた凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)に新たに与えられた司令は、家族を作ることだった!!スパイの父・黄昏、殺し屋の母・ヨル、エスパーの娘・アーニャの3人が、互いに正体を隠しながら共に生活する特殊家族コメディ「SPY✕FAMILY」。第9話は、入学式でダミアンを殴ってしまったアーニャが、頑張ってダミアンに謝るというストーリーでした。
この記事では、「SPY×FAMILY」第10話のあらすじと感想を紹介します!
SPY×FAMILY【第10話】あらすじ「勉強を教える黄昏。しかしアーニャは部屋に閉じこもってしまい…」
フォージャー家では、黄昏がアーニャに勉強を教えていました。ダミアンとの一件があり、ダミアンとの“ナカヨシ作戦”が潰えたと思った黄昏は、アーニャを優等生にする可能性を高めたかったのです。アーニャは、黄昏やヨルの心を読んで早く終わらせようとしますが、上手くいかず、しまいには「べんきょー やぁ~~!!」と部屋に閉じこもってしまいました。怒る黄昏に、ヨルは「特待生ってご本人ものぞんでいることなのですか・・・?」と尋ねます。「私アーニャさんには楽しく学校に通ってもらいたいです」と話すヨルを見て、黄昏は冷静さを取り戻しました。
休憩にするためヨルがお茶やココアを用意しましたが、アーニャは部屋から出てきません。「弟とのケンカを思い出します」と笑うヨルに、黄昏は「弟さん外務省勤務でしたよね」と聞き、昔はヨルが勉強を見ていたのかと尋ねました。ヨルは、「弟は出来のいい子でしたので、私の方が色々と教わっていました」と話し、弟のユーリがヨルに勉強したことを披露していた思い出を話しました。「私に教えるのがよっぽど楽しかったのか勉強ばかりしていました」とヨルはユーリのことを話します。ヨルは、小さな事でも努力を褒めると、アーニャも喜ぶと思うと続けました。黄昏は、これまでの自分の行動を思い出し、理想の父親とはほど遠いと感じて少し自信を無くします。そんな黄昏にヨルは、「ロイドさんはアーニャさんにとって立派な父親です!」と言いました。言ってしまってから「他人の私が知ったような口を…」とうろたえるヨルに、黄昏は「あなたは今フォージャー家の母親ですから」と言い、頼りにしていると伝えます。黄昏は、地道に信頼を得て相手を知ることがスパイのつとめだと思い直し、まずはアーニャを知ることからだ、とアーニャの部屋に謝りに行きます。部屋で寝てしまっていたアーニャを見つけた黄昏。アーニャがノートの上に突っ伏しているのを見て、アーニャが1人で勉強していたことを知ります。黄昏はそっとアーニャをベッドに移しました。
ところ変わって都心のアパートでは、以前ヨルの同僚のパーティーを主催していたドミニクが帰宅していました。ちょうどそこに、ヨルの弟のユーリが帰ってきます。偶然ドミニクとあったユーリは、ドミニクからヨルが結婚していたことを聞かされてしまいました。
SPY×FAMILY【第10話】感想「築かれつつある家族としての信頼関係!」
フォージャー家の日常のひとときを垣間見たような第10話でした。上手くいかないこともありますが、お互いがお互いを想っていることが伝わってきて、温かい気持ちになりました。
自身を失いかけた黄昏に「ロイドさんは立派な父親です!」とヨルが言ったときの、黄昏の表情が印象的でした。少し驚いたような、嬉しいような、照れたような表情をしていて、本当の父親のようだなと思いました。普段はスパイとして冷静で、本心を隠すことも多い黄昏の家族に対する素の表情に、見ているこちらも心があたたまりました。他人だからと恐縮するヨルに対して、黄昏が「ボクが及ばない分頼りにしています」といったときも、ホンワカした気持ちになりました。お互いの利害のため契約のように結婚した二人でしたが、お互いに家族としての信頼が築かれていっているのかなと思います。さらに、アーニャが自分の部屋で1人で勉強していたことも胸があたたまりました!「アーニャちちのためにてすとでいちばん…。」と寝言を言っていて、何やかんや黄昏のことが大好きなんだなと伝わってきました。とてもかわいらしかったです!
また、思い出話のなかでの、ヨルの弟のユーリもとてもあいらしかったです。「姉さん、姉さん」と新しく知ったことを披露するようにヨルに教えようとする姿に、姉であるヨルのことをとても慕っていたことが伝わってきました。自分が頑張って覚えたことを「よく知ってるね」「物知りだね」と褒めてもらえると嬉しいですよね。特に子どもにとっては、親や兄弟姉妹に認めてもらえることは、大きなモチベーションになるのだと思います。
少しずつ家族としての関係ができてきているフォージャー家、しかし弟のユーリに結婚の事が思わぬ方向から伝わってしまい…。第11話、どうなるのかドキドキです!
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