より良き世界のため、日々諜報任務にあたっていた凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)に新たに与えられた司令は、家族を作ることだった!!スパイの父・黄昏、殺し屋の母・ヨル、エスパーの娘・アーニャの3人が、互いに正体を隠しながら共に生活する特殊家族コメディ「SPY✕FAMILY」。第10話は、黄昏がアーニャに勉強を教えようとしたり、ヨルが弟のユーリの昔話をしたりするというストーリーでした。
この記事では、「SPY×FAMILY」第11話のあらすじと感想を紹介します!
SPY×FAMILY【第11話】あらすじ「ヨルの弟・ユーリ・ブライアの正体は…?」
黄昏はハンドラーと作戦の確認をしていました。ハンドラーは、「この国の防諜機関は手強いぞ」と黄昏に警戒するように伝えます。ヨルの働く市役所では、国家保安局がやって来て、財務部の職員がスパイの容疑で連れて行かれてしまっていました。そのことで騒いでいたヨルの同僚の1人は、ふと思い出したように「アンタ結婚のこと弟にも言ってなかったんだって?」と聞きます。そこでヨルは、弟のユーリに結婚のことを報告していなかったことを思い出しました。弟が職場に電話してくるらしいという話を聞いたヨルは焦ります。
一方その頃、国家保安局は、市役所から連行したヘイワードを尋問していました。スパイ狩りや市民の監視などをしている国家保安局<SSS>は、任務のためには暴行や盗聴、脅迫や拷問も日常茶飯事で、市民からは“秘密警察”と呼ばれて恐れられていました。交代してヘイワードを尋問するためにやって来た若い男は、ユーリ・ブライア。ヨルの弟は、ここで秘密警察をしていたのです。尋問をはじめたユーリは「今日は姉さんの結婚祝いに行くんですよ」と話しながら証拠写真を見せて、ヘイワードに役所の書類を横流ししていた罪を認めさせました。重ねてユーリは「『黄昏』という名に聞き覚えは?」と尋ねます。ヘイワードは首をかしげ、「俺はただ女と遊ぶ小遣いほしさにやってただけで政治犯なんかじゃないんだ!」と言います。ユーリは、「国家保安局で働いていること姉さんには言ってないんだ」「汚れ仕事をしていると思われたくないから」と言いながら手袋を付け、「あなたのしたことは国家反逆罪だ」とヘイワードの顔面を机に叩きつけました。
フォージャー家では、アーニャがアニメを見ていました。そこへ、ヨルが慌てて帰ってきます。ヨルが、弟が結婚祝いに来るらしいと黄昏に伝えると、黄昏は合成の写真やハートマークの付いた寝具、おそろいの食器などを取り出し、偽装結婚がバレないようにカモフラージュします。なかなかユーリが来ないので、待ちくたびれて寝てしまったアーニャを寝室に運び、黄昏とヨルはユーリを待っていました。
ユーリは、久しぶりに姉さんに会えるのが嬉しくて、スキップしながらフォージャー宅に向かっていました。結婚を教えてくれなかったのは、結婚相手が言えないほどの極悪人なのかとふと不安になったユーリ。姉さんを脅かす者は夫であろうと取り締まる、という秘密警察としての一面を悟られないよう笑顔を貼り付け、ユーリはフォージャー宅の扉を叩いたのでした。
SPY×FAMILY【第11話】感想「ヨルの弟は秘密警察!宿敵同士が対面!?」
なんと、ヨルの弟・ユーリ・ブライアは、秘密警察でした!スパイの父、暗殺者の母、エスパーの娘に加え、秘密警察の叔父が登場して、ますますスリリングな家族・親戚構成となりました。しかもユーリと黄昏は、お互い宿敵同士…。そんな2人がお互いの裏の顔を知らずに顔を合わせるのは、ドキドキしてしまいますね。
可愛らしいユーリの、秘密警察としての顔が怖く、そのギャップが印象的でした。尋問でも、最初は「久しぶりに姉さんに会うんですよ」「自慢の姉さんなんです」という和やかな会話をしていたのに、急にヘイワードを机に叩きつけたところは驚きました。やっていることは拷問と等しく、まさに“秘密警察”という感じがして怖かったのですが、「お前がやったことで大勢の国民が危険にさらされるかもしれないんだ」と怒っているのをみると、ユーリの意見も一理あるのかなと思いました。ただ、姉さんのいるこの国を守るためなら何だってやる」「何だってだ」とヘイワードを机に押さえつけるユーリは、狂気じみていてやはり怖かったです。
そして、ユーリはかなりシスコンのようです…。彼の話のなかには8割くらいの確立で“姉さん”が登場しており、彼の行動の軸の中心にいるのは“姉さん”なのかなと思いました。それだけ慕っていてくれている弟に結婚報告を忘れいたヨルもかなり天然だと思いますが、果たして黄昏とヨルはごまかしきれるのでしょうか…?黄昏の細工により、2人は1年前に結婚していたことになっているので、ユーリに疑われてしまわないか心配です。
ついにユーリが、フォージャー家に足を踏み入れました!スパイと秘密警察、お互いに正体を隠したまま乗り切れるのでしょうか・・・?第12話が待ちきれません!
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