より良き世界のため、日々諜報任務にあたっていた凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)に新たに与えられた司令は、家族を作ることだった!!スパイの父・黄昏、殺し屋の母・ヨル、エスパーの娘・アーニャの3人が、互いに正体を隠しながら共に生活する特殊家族コメディ「SPY✕FAMILY」。第11話は、ヨルの弟・ユーリ・ブライアが、実は秘密警察という裏の顔を持っていたというストーリーでした。この記事では、「SPY×FAMILY」第12話のあらすじと感想を紹介します!
SPY×FAMILY【第12話】あらすじ「ヨルの弟・ユーリがフォージャー家にやって来た!」
ヨルの弟・ユーリ・ブライアがフォージャー家に結婚祝いにやって来ました。ユーリは秘密警察として働いていますが、表向きは外交官ということになっており、にこにこと黄昏と握手を交わします。リビングに座ると、ユーリはなぜ結婚のことを黙っていたのかとヨルに尋ねました。結婚を黙っていた言い訳について、ヨルがとっておきの言い訳があると言っていたので、黄昏はヨルに任せていました。ヨルはユーリに向かい合い、自信満々の顔で「忘れてたからです!」と宣言します。黄昏は言い訳ともいえないお粗末な言い訳に愕然としますが、ユーリは「姉さんがそう言うのならそうなんだね!」とあっさりと納得してしまいました。
黄昏が軽食を作り、ユーリが手土産のワインを出して3人はテーブルを囲みました。ユーリは、お互いの呼び方の話やロイドの外見や性格に嫉妬し、ワインをがぶ飲みします。黄昏が「ユーリくん外交官なんですよね?」と話題を逸らすと、ユーリは仕事でフーガリアを訪れたと話し出します。その内容に何か気がついた黄昏。「このワインもフーガリア産のやつでしたか」と言います。“へジャー通りの店で買ったもの”と黄昏が予想した受け答えと同じように、ユーリは「へジャー通りの専門店で見つけて・・・」と答え、「お高かったでしょう?」と黄昏が尋ねると、ユーリは黄昏の予想とぴったり同じ金額を答えました。黄昏は、ユーリの問答が東国の情報機関が使っている作り話のマニュアルのひとつであるという確信を持ちます。フランキーが調べた情報と照らし合わせ、黄昏はユーリが秘密警察であることに気づきました。リスクは伴いますが、“上手く出し抜けば強力な情報源になる”と黄昏は考えます。
和やかな会話が続き「いいお義兄さんが出来て良かったですね」というヨルに、ユーリは「認めないって言っただろ」と立ち上がります。「結婚相手はボク以上に姉さんを守れる奴じゃないとダメなんだ!」と言うユーリに、黄昏は「ボクは生涯をかけて彼女を守り抜きます」と堂々と嘘をつきます。その勢いに気押されたユーリでしたが、黄昏とヨルが互いの手が触れあってワタワタしているのを見て、本当の夫婦なのか疑います。そして酔っ払っているユーリは、「今ここでキスしてみろ」と二人に迫ります。一瞬焦った黄昏でしたが「そんなことでよければ」と答えます。ドキドキして焦っているヨルに、「いつものようにするだけさ ヨル」と言いながら、黄昏はヨルの背に手を回しました。
SPY×FAMILY【第12話】感想「黄昏の情報量がユーリの裏の顔を暴く!」
ついにスパイである黄昏と、秘密警察であるユーリが対面してしまいました!そして、黄昏はユーリが秘密警察であることに気がついたようです…。さすが黄昏、といったところでしょうか。ユーリには“ロイド”の正体はバレていないようで、とりあえずフォージャー家の安全は保たれたようです。
ユーリが話していたフーガリアの話は何ら違和感のないものでしたが、東国の作り話のマニュアルまで把握しているとは、さすが凄腕スパイですね。仮に過去にフーガリアに行ったことがあったとしても、ユーリが今回フーガリアに渡航したことは嘘だ、と黄昏はユーリとの問答から気がつきます。ユーリは、「『カルパティア』という店のじいさんがつくるシチューが絶品だった」と話していましたが、実は『カルパティア』の店主は数ヶ月前に代替わりしており、またワインも200ダルクだと話していましたが、不作により値上がりしていたのです。黄昏は、“情報が浅いな”と内心で思っているようでしたが、黄昏の把握している情報量はすさまじいなと改めて感じました。
また、ユーリのシスコン具合にも驚きました。ナレーションでも、“男(ユーリ)は姉に対する理性を持っていなかった”と繰り返し書かれており、ユーリのヨルに対するまともではない言動がとても面白かったです。ヨルの「結婚報告を忘れていた」という言い訳もあっさり信じるユーリに対する黄昏の“ドン引き”といった表情も楽しかったです。そんなユーリですが、幼い頃からヨルが必死に働いて育ててくれたことに大きな恩を感じているようで、姉想いのいい弟という一面もあるのかなと思いました。
嘘に背中を押され、キスをする流れとなった黄昏とヨル…。偽装結婚した二人でしたが、ついにファーストキスとなるのでしょうか・・・?第13話に期待ですね!
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