より良き世界のため、日々諜報任務にあたっていた凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)に新たに与えられた司令は、家族を作ることだった!!スパイの父・黄昏、殺し屋の母・ヨル、エスパーの娘・アーニャの3人が、互いに正体を隠しながら共に生活する特殊家族コメディ「SPY✕FAMILY」。第32話は、黄昏と夜帷が闇のテニス大会で決勝戦に進出するというストーリーでした。この記事では、「SPY×FAMILY」第33話のあらすじと感想を紹介します!
SPY×FAMILY【第33話】あらすじ「トラップだらけのテニスコートで黄昏・夜帷ペアは快進撃」
決勝戦の相手は、主催者であるキャンベルの娘と息子。卑怯な手をつかって、黄昏達を倒そうとします。テニスコート自体がトラップになっていて、地面の一角が急に下がったり、ネットの高さが上下したり、キャンベルペアは様々な妨害工作を次々と仕掛けます。しかし、波に乗ったスパイコンビの前では戯れに過ぎず、黄昏・夜帷ペアは1セットを取り返しました。
3ゲーム目になると、キャンベル兄妹も次の手にうつります。スマッシュを打とうとする夜帷に、隠れたスナイパーがゴム弾を打ち込んできたのです。黄昏は咄嗟に夜帷をかばい、その場に倒れ込みました。心配する夜帷でしたが、黄昏は服の下に防弾チョッキを着込んでいたため無事でした。黄昏は、ゴム弾の弾速が遅いことを指摘し、わざと隙をつくりゴム弾さえも利用するように夜帷に指示します。コート工作班は協力して黄昏たちを負かせようとしますが、黄昏と夜帷は変な体勢で正確なショットを続け、負ける気配を見せません。ボールボーイまでも狙撃に加わりますが、二人はそれも簡単にいなしてしまいました。
黄昏が最後のスマッシュを決め、優勝は黄昏・夜帷ペアに決まりました。悔し涙をながすキャロル選手に、黄昏は「これからはまっとうに腕を磨け きっといい選手になる」と声をかけます。「これからは真面目に頑張る」と話す息子の成長にキャンベルが感動しているところへ、1本の知らせがきました。
黄昏と夜帷は優勝賞品としてターゲットであった『日向の貴婦人』を所望しますが、キャンベルは「申し訳ない。その絵画だけは渡すことができなくなった」と言い出します。保安局が暗号の情報を掴み、絵画を回収しに来ることになったのです。夜帷は、他のものを見て決めたい、と言い時間稼ぎをします。その後、『日向の貴婦人』は保安局に引き渡されました。しかし、車に乗り込みキャンベルの館を立ち去った黄昏と夜帷の手には、『日向の貴婦人』がありました。保安局に引き渡す前に、黄昏が贋作と本物をすり替えていたのです。『日向の貴婦人』の裏面に暗号らしき特殊インクで書かれた文字があることを確認すると、黄昏と夜帷はミッション成功を祝って片手でハイタッチを交わしました。
SPY×FAMILY【第33話】感想「無敵の強さでキャンベル兄妹を圧倒する黄昏と夜帷」
無事、黄昏・夜帷ペアが闇のテニス大会で優勝しました!優勝賞品で『日向の貴婦人』を渡すことはできない、と言われたときはどうなるのだろうと思いましたが、さすがは凄腕スパイの黄昏と夜帷。準備に準備を重ねて贋作を用意していたおかげで、切り抜けられたようです。夜帷が時間稼ぎをしているあいだに黄昏が屋敷の者に変装して贋作と本物をすり替えていたようで、とてもスマートに本物の絵を手に入れていました。『日向の貴婦人』の裏にあった特殊インクでの暗号は、結局何と書いてあったのか気になります。次話以降で明かされることに期待ですね。
キャンベル兄妹は、あらゆる手段を使って黄昏・夜帷ペアに勝とうとしており、そんな手も用意してあったのか、と驚かされました。ゴム弾を打ち込んできたときには、さすがに危ないし度を超しているのでは、と思いましたが…。そんなこともあろうかと思って、テニス大会にもかかわらず防弾チョッキを着用している黄昏、凄まじい先読み能力と周到さですね。黄昏は、テニスボールとゴム弾を同時にラケットで打ち返すことで、キャロル選手のお腹にゴム弾を命中させて逆に攻撃し返しており、こんなこともできるのかと驚きました。審判に悟られないようにするため、黄昏は「昨日の酒が残っていてふらついた」キャロル選手は「牛乳があたって腹痛がおきた」と言い訳をしており、2人の苦しい言い訳も面白く、読んでいて楽しいシーンでした。黄昏と夜帷はゴム弾やその他のトラップをすべて交わしながらそれでもショットを続けキャンベル兄妹を圧倒しており、2人の優勝は必然だったかな、という気もしました。
無事、ミッション成功となった黄昏と夜帷。また他のミッションで共闘してくれるのでしょうか。この2人がタッグを組むと無敵な気がしますね。楽しみです!
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