江南厚生病院(愛知県江南市)の20代の女性研修医が、救急車に同乗して患者を別の病院に送り届けた帰りに、プライベートな用事のため救急車を“途中下車”し、帰路を外れて駅に送ってもらっていたことが判明しました。
ネット上では20代女性研修医は誰?Yさんでは?との憶測が飛び交っています。救急車をタクシー代わりに使ったのは、本当にYさんなのでしょうか。
江南厚生病院20代女性研修医Yさんはデマ

江南厚生病院20代女性研修医Yさんはデマ
救急車をタクシー代わりに使ったという、江南厚生病院の20代女性研修医とは誰なのでしょうか。
調べを進めていると、5ちゃんねるには、江南厚生病院に実在する医師Yさんの名前が上がっています。
俺は知らん Googleなww まあ見てくれ
江南厚生病院の研修医ページ
しかし医師のYさんのことを慎重に調べてみると、Yさんは現在、研修医ではないことが分かりました。
Yさんは現在、江南厚生病院の循環器内科に勤務していて、愛知県主催の緩和ケア研修会を修了した医師です。
Yさんは、医師免許を2年9カ月前の令和2年(2020年)3月に取得しています。
研修先の江南厚生病院では、通常2年間の研修医期間を過ごすことから、Yさんは今年の2022年3月で研修医を終了していることになります。
江南厚生病院の研修医スケジュール「初期臨床研修プログラム」を確認すると、2年次から選択できる研修科があります。

江南厚生病院の研修医スケジュール
医師のYさんは、2021年の2年次の時の選択科で緩和ケア研修会に参加し修了したものとみられます。
現在も江南厚生病院のサイトに研修医2年次としてYさんは載っていますが、これは去年2021年度に作成されたページとみられます。
医師のYさんと同様に令和2年度に医師免許を取得した女性医師も、江南厚生病院の小児科に在籍しています。
また、江南厚生病院には毎年15人前後の研修医を受け入れていて、女性研修医も多いという事です。
医学生の為のサイト「HOKUTO RESIDENT」には、江南厚生病院を見学した医学部5年生が2022年に見学した際、「研修医は1年目も2年目も女性が多いと感じた。」とコメントを残しています。

医学生の為のサイト「HOKUTO RESIDENT」より江南厚生病院についてのコメント引用

医師免許を取得してから、研修医には必ずなれるのかな?例えば研修医として受け入れ先が決まらずに留年になるとか。。。そしたら、Yさんもまだ研修医の可能性があるよね?

研修医と受け入れ病院との「マッチング」が行われるようですが、第三次募集まであるそうで、受け入れ先が決まらないということはほとんど無いようです。Yさんが現在もまだ研修医という可能性は極めて低いと思います。

問題の20代女性研修医は、誰だったのか?まあ、犯罪を犯したわけではなく、まだ社会経験の浅いピヨピヨだから許してあげたいところだよね。
彼氏誰とデートだったら大炎上どうろうけど、「友人」と言ってたみたいだしwww その辺の言葉のセレクトはさすが医師ですwww

20代女性研修医が救急車に同乗しタクシー的に利用した経緯

20代女性研修医が救急車に同乗しタクシー的に利用した経緯
愛知県江南市の20代女性研修医は、なぜ江南厚生病院から救急車に同乗したのでしょうか。
江南市消防本部によりますと2022年12月16日午後5時20分ごろ、江南厚生病院から患者の病院間搬送の要請が入り、救急隊計3人が出動したそうです。
そして江南厚生病院に勤める20代の女性研修医が救急車に同乗し、患者を長久手市の愛知医科大学病院に搬送しました。
この時はすでに20代の女性研修医は勤務時間外だったものとみられます。
搬送前に20代の女性研修医は、指導医と自身が帰る方法について相談。指導医は女性研修医が勤務時間外だったことも考慮し、途中下車について「可能な範囲で途中下車できるかどうか救急隊に聞いてみては?」と話したといいます。
午後6時40分ごろ20代女性研修医から、名古屋市内の名古屋駅や伏見駅で降ろしてほしい旨の打診が救急隊にあったと言います。(この際、搬送後、救急隊と20代女性研修医は、一緒に救急車で江南厚生病院へ20代女性研修医を送り届ける帰路についたかどうかが不明。)

ちなみに江南厚生病院から愛知医科大学病院へは車で約1時間です。
さらに愛知医科大学病院から名古屋駅へは車で約40分、伏見駅も車で約40分です。江南厚生病院へ帰るルートとはずいぶんと離れていることが分かります。
最終的に降してもらった藤が丘駅は、車で約15分。3.5キロはなれた場所です。

江南厚生病院から愛知医科大学病院のルートと、20代女性研修医が要望した送り届けて欲しい駅の場所
救急隊は20代女性研修医に「困難です」と拒否しました。(のちに20代女性研修医はこのやりとりを「快諾された」と話しています。)
救急隊が「困難です」と言ったにもかかわらず、20代女性研修医は「(帰路近くの)藤が丘駅ならばどうか。上長(上司に当たる医師)から許可は得ている」とさらに要望の場所へ送り届けるように求めたそうです。その理由は、「プライベートで友人と食事に行くため」と話していたということです。

虎の威を借る狐だな
藤が丘駅ならば江南厚生病院への帰路から数百メートルしか離れていないこともあり、救急隊は渋々送り届けたということです。
その後、この事実が明るみになり、愛知県江南市の消防本部は「医師から強い要望があり応じたが、救急車はタクシーとは違うので誤った判断だった。申し訳ない」「私用での途中下車は想定していない」と話しています。
病院の担当者は取材に「問題かどうかは、病院ではなく消防側が判断すること」とした上で「市との見解に食い違いもあり、対応は今後検討したい」と話しています。

責任のたらい回しだなwww
救急車での転送は本来消防の業務ではない
今回の江南厚生病院20代女性研修医の行動について、Yahooコメントでは、オーサーとして医師がコメントを残しています。
呼吸器内科医 倉原優(平成18年2006年医師免許取得)
現在の救急医療逼迫時に、「私用」というのはよくありません。さて、意外と知られていないことがあります。医師が同乗して患者さんを搬送した後は、タクシーを呼んで帰ることが多いのです。小さな病院で、配車がうまく手配できないとき、白衣一枚で歩いて大通りまで出てタクシーを拾うこともありますが、雨や雪の中だと、なかなか大変です。機転をきかせて、あくまで救急隊員さんの好意で、タクシーを拾えそうなところまで送ってくださったり、搬送元の病院まで送ってくださったりすることがあるので、その時は本当に感謝しています。

「救急隊のご厚意で、医師を送ってくれることがある」ということですね。

20代女性研修医は、「ご厚意」ではなく「上級国民である医師として当たり前の権利」だと思ったんだな。社会的地位が高くなりたてのピヨピヨですなwww
救急科専門医/薬師寺慈恵病院 院長 薬師寺泰匡(平成21年2009年医師免許)
救急車での転送は本来消防の業務ではないです。自治体によってはルールを作っているところもありますが、「行き」ですら好意に甘えている状況です。 ただ、転院がスムーズかつ安全にできなければ、転院の可能性が高い救急車は受けられなくなります。あまり正論で責めすぎると、民間救急車を患者負担で使う事を求められるようにもなるでしょう。 「帰り」はもちろん消防の業務範囲外です。タクシーで帰るのが一般的ですが、救急医療の一環として連れて帰っていただくこともあります。タクシー代は患者さんに請求するわけにもいかず病院の自腹になります。遠方の場合などとても助かります。個人的には100km離れたところに転院したこともあります。 病院と消防で上手な関係を築くのが望まれます。本来業務を妨げないことが大事ですから、病院として転院のあり方を見直したり、研修医には制度を学び直すきっかけにしていただければと思います。

この医師は、かなり本質をついてきたという印象です。

なんかアホなピヨピヨ医師に、社会人経験バリバリの医師がマウントしているような意見にも思えるけどなwww
指導医は現場でしっかり教育しとけよ!

今回の場合、20代女性研修医の指導医もたいがいですけどね。
江南厚生病院院長が謝罪「伏見駅に連れてってとは言ってない」

江南厚生病院院長が謝罪文を掲載
江南厚生病院の病院長 河野 彰夫氏(昭和62年1987年医師免許取得)が、報道があった翌日12月22日夕方ごろ、謝罪文を公式ページで発表しました。
お知らせとして、「当院研修医の救急搬送帰路上の途中降車について(PDF)」と題して公開しています。
当院研修医の救急搬送帰路上の途中降車について
このたびは、当院の救急車利用に関する対応が報道各社にて報道されたことにより、地
域住民の皆様はじめ関係各所の皆さまには多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを
深くお詫び申し上げます。
報道された内容につきまして、院内にて事実確認を行ったところ、12 月 16 日 18 時 40
分ごろ、当院研修医が愛知医科大学病院への患者の救急搬送に同乗し、搬送終了後、救急
車で帰還途中に搬送先病院の最寄り駅である地下鉄藤が丘駅で下車した事実が確認されま
した。
当人としては、あくまで帰還の経路上での降車であり、私的な救急車利用といった認識
は持っておりませんでした。
報道では、降車場所として名古屋駅や伏見駅を指定し打診したとありますが、当人とし
ては当初から帰路上の地下鉄東山線沿線の駅での降車を打診したものであり、帰路車中の
救急隊員との会話の中で、今からの行き先を尋ねられたことに対し「伏見」と答えたもの
です。救急隊に要求したという認識はなく、救急活動に支障のない範囲での対応を打診し、
救急隊と合意のうえでの行動であったとの認識です。
しかしながら、搬送帰路途上の最寄り駅で途中下車したことは事実であり、当院として
は、私的な目的での利用にあたる行動であったと認識しており、このことは深く反省すべ
きと思っております。
今回の件につきましては、救急隊の好意に甘えた不適切な行動であり、病院として深く
お詫びするとともに、今後このようなことが起きないよう職員教育を徹底してまいります。
どうぞご理解賜りますようお願い申し上げます。令和 4 年 12 月 22 日 江南厚生病院 病院長 河野 彰夫

当初の取材で、江南厚生病院の担当者レベルでは「問題かどうかは、病院ではなく消防側が判断すること」と言ってたんだよね?取材に応じた担当者も火に油注いで安易だったなwww
院長のしりぬぐい乙。

20代女性研修医が発言したとされる報道内容を一部否定していますね。「言った言わない」の水掛け論で終わりそうですね。
…下へ続く
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