沖縄県豊見城市(とみぐすくし)の鉄板ステーキ店、サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店で2022年11月18日(金)午後7時45分ごろ、シェフがステーキをフランベする際に炎が噴出し、その様子みていた親子(うち子どもは5歳男児)が、それぞれ顔半分や手に大やけどを負う事故がありました。
その時の実際のフランベする様子(動画)が、SNSで拡散され子ども(男の子)や父親の火傷の衝撃映像(写真)もあり話題となっています。
事故を起こしたサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店はどこにあって、どのような店なのか、調査します。
豊見城ステーキ火傷はサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店

豊見城ステーキ火傷はサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店。チープすぎる店舗内装写真。
親子2人の客が火傷をする事故を起こした沖縄県豊見城(とみしろ)市のステーキ店、サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店。
サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店は、2020年6月19日(金)にショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」でオープンした 鉄板焼ステーキ&シーフードレストランです。

豊見城ステーキ火傷はサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店。チープすぎる店舗入り口写真。

ちょっと待って!これ本当にサムズ??サムズグループの店舗には、子どもの頃から複数通ってたけど、こんなチープな店じゃないハズ!もっと、内装が帆船の客室をイメージした高級でファンタジー感あふれる、まるで海賊船に入ったようなイメージだったのに!
エントランスはもちろん、内装までビックリするくらい違いすぎます!
こんなのサムズじゃない!!

だよね?サムズに一体なにがあったのかは、調べたから後で教えるね。サムズ内部事情がヤバイことになってたよ。
サムズグループの第1号店であるサムズアンカーイン宜野湾は、内装にこだわり帆船の客室の世界観を再現しているレストランです。

昔からあるサムズアンカーイン宜野湾店の内装。こだわりの詰まった店内になっている。
外装にもこだわり、大きなレトロな看板に入口にはまるでハワイのような炎の演出もあります。

昔からあるサムズアンカーイン宜野湾店の外観。レトロな雰囲気で魅力的。
今、話題となっている親子火傷事故を起こした、サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店の場所は〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎3−35 イーアス沖縄豊崎 2Fです。

サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店が入居している建物は、豊崎の海の埋め立て地に新しくできたショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」なのですね。

大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が2020年からオープンさせて運営しているショッピングモールだよ。
イーアス沖縄豊崎の公式サイトには、重要なお知らせとして、「SAM’S ANCHOR INN 臨時休業のお知らせ」とトップのヘッダーあたりにお知らせを掲載しています。お知らせ内容は次の通り。
誠に勝手ながら臨時休業とさせていただきます。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
2F SAM’S ANCHOR INN

サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店で親子の火傷事故があったのは確定ですね。

しかし、3日間しか休業しない予定なんだ。結構、客になりうる全国の観光客の目に留まっているとおもうんだけど。大丈夫かな。
サムズアンカーインはアメリカ人のレイ・ペインが創業

サムズアンカーインはアメリカ人レイ・ペインが創業
そもそも、サムズアンカーインはアメリカ人であるレイ・ペイン(現在93歳)さんによって1970年にオープンしたアメリカンスタイルのステーキハウスです。
船の客室をイメージした宜野湾市真志喜のサムズアンカーインは、現存するサムズグループの中で最も古い鉄板焼レストラン。アメリカ飲食文化やテーマユニホームを初めて導入し、地元住民のみならず在沖米兵や観光客に大変人気のレストランです。手がけたレストランで有名なのは、サムズグループ、ローズガーデン、Melrose(メルローズ)。
レイ・ペインさんは1960年に来沖し、数々のレストランを手掛けたアメリカレストランの第一人者です。幼少期過ごしたミシシッピ州で、有名な歌手・エルビス・プレスリーとご近所だったというエピソードもあります。
現在レイ・ペインさんは、Melrose(メルローズ)だけを経営しているといいます。
Melrose(メルローズ)の店内の内装も、宜野湾市のサムズアンカーインと同様、コンセプトにこだわった作りになっています。
サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店の評判「客なく料理マズい」

サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店の評判は低評価
さて、半世紀以上前から大変人気だったサムズアンカーイン宜野湾店の暖簾を分けた、サムズアンカーインサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店の評判はどうだったのでしょうか。
Googleの口コミ欄を確認すると、残念なことにサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店の評判は星1.9の低評価であることが分かります。
ただ、親子火傷事件を知ってから訪問していない人が評価を書き込んでいるケースも多く見受けられた為、評価が低いとは一概には言えません。
口コミを辿ると、2年前のオープンしたばかりのころは美味しかったようですが、最近はハズレたという方が多くいました。

中でも、相当ハズレと感じた人がいらっしゃったようで、「客なく料理マズい」と酷評している方がいらっしゃいました。
6 か月前にサムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店へ投稿されたGoogle口コミは次の通りです。
19:30過ぎに来店したのですが、店を出た21:00まで私たち親子2人のみでした。パフォーマンスを成人した親子2人で見るのは若干の気まずさがあるため、ここ数年は静かに見守り、拍手をする程度という形でスープとステーキを楽しみにしていました。担当されたシェフの方が私たちよりも若く、とても緊張されていたので、新人さんなのかな?と少し心配しながら見ていました。結果パフォーマンスは何とも言えず、鉄板を序盤で焦がしてしまったためにパンも付け合わせの沖縄野菜も焦げていました。上司の方?が出てきて結局パンは焼き直しになり、2度目に配られたパンは焦げないようにしたためか、まだ裏面が焼けていませんでした。
肝心のステーキが配られるまでに、グリルされた野菜を含め、サラダ、スープ、ドリンクが空になってしまうほどの時間が経過しましたが、2人とも特に何かを定員さんに言えるタイプの人間ではないため黙って待っていました。シェフの方は心が折れたのかどんどん声も小さくなり、食事の雰囲気がとてもきつかったです。結果お肉は人生で初めてクチコミに書き込んでしまうほど不味く、ショックでした。
一方はテンダーロイン、もう一方はサーロインをミディアムでオーダーしました。テンダーロインは血が若干滲む部位と、カチコチの部位があり、サーロインは噛みきれず飲み込むしかないほどの固さで笑うしかありませんでした。
家のホットプレート焼き肉の方が美味しい、毎日料理をする自分が焼いた方が確実に上手に焼ける、とサムズで感じた事は今までにありません。もちろん良心的な価格のため、パフォーマンスや焦げなどは仕方ないと我慢しました。せめてお肉くらい美味しく食べたかったです。全て残すべきか、これを出されて彼は食せるのかと考えを巡らせましたが、それ以上にとにかくこの場を去りたい一心で食事を終えました。
2人で¥7,000近く払いましたが、これなら下の階のA&Wで食事をした方が低価格で比べるにも及ばないほどの幸せを感じられたと思います。(A&W大好きです!)ここで愚痴ることになりましたがお金を払うのも辛かったし、お金を取れる調理レベルでは到底ありませんでした。(多分怒って退席していいやつです。)
内装もチープでお洒落なファミレスみたいなのに、メニューはもとぶ牛や沖縄の野菜を使用した高級志向で恐らく観光客向けだと思います。高いのにしなくて良かったと心底思いました!自分のためにも、ここを好きな方のためにも二度と行きません。ソースもスープもお野菜も、確実に宜野湾のアンカーインの方が美味しく、価格もお手頃で雰囲気も最高です!親子2人の気まずさに負けずに、これからは宜野湾店にドラを鳴らしてもらいに行きます!!

酷評ですね。この方も私と同じく昔からある別店舗のサムズアンカーインに通っていて、この店舗に違和感を感じていたようです。

この店舗はオープン当初はベテランがいたけど、最近は新人が多かったということかな?サイトのトップに掲載されているシェフの写真の男性も若いね。

私が別店舗へ行った際は、比較的ベテランのような年配男性がシェフがパフォーマンスしていました。若い人の場合は、隣でベテランが見守るということはありましたが。若い人だけだと、ちょっと熱い鉄板を前にしているので、ちょっと不安になるかもしれません。
サムズグループがフジオフードシステムに身売りしていた

サムズグループを運営するフジオフードシステムの株価に沖縄ステーキ火傷事故の影響はあるのか

サムズグループは今から3年前に大阪の企業に身売りをしてたんだよ。

そうだったのか~。知らなかった。身売り後にできた新店舗が、サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店だったってわけですね。

サムズの店舗を全国展開するつもりらしいですよ。今後はどうなるか不明ですが…
【閲覧注意】沖縄の鉄板焼ステーキ店での事故当時の映像
大変ショッキングな内容となっていますので、閲覧注意です。苦手な方は再生しないでください。

沖縄の鉄板焼ステーキ店火傷画像

沖縄の鉄板焼ステーキ店男の子の火傷画像
沖縄の鉄板焼ステーキ店「サムズアンカーイン(イーアス沖縄豊崎店)」にて、鉄板調理中のシェフがフランベ用アルコールを客に飛ばし、5歳男児が顔に大きな火傷&父親も手に大火傷を負う事件発生
※火傷の映像はカットしています
※元動画(@kamiccopu)にはショッキングな火傷映像が含まれます(閲覧注意) pic.twitter.com/waJGfdlWj8— 滝沢ガレソ⭐ (@takigare3) November 21, 2022
この映像をTwitterにアップした「かみコップ」さんは、男の子の歳の離れた兄ということです。訴えるべきと進言されると、「とりあえず被害届出すからそれから考える」と答えています。
豊見城署は被害者から相談を受け、関係者から当時の状況など詳しく話を聞いていると報じられています。
火傷の被害にあった男の子と父親は、沖縄県外から旅行に来ていて、祖父母と会食をしていたようです。

私も帰省した際はサムズグループの店舗に沖縄に住む両親と共に度々会食しに行きます。それくらい特別な日に使う店舗です。このような事故が起こってしまったことは非常に残念です。
今後、サムズグループは継続するのか?フジオフードシステムからは、コメントなど現時点(11月22日14時40分)までに発表はされていません。
【追記】フジオフードシステムが、11月22日21時ごろ、謝罪文を掲載しました。
沖縄ステーキ火傷についてフジオフードシステムが謝罪を発表
沖縄ステーキ火傷について株式会社フジオフードグループが謝罪を発表しました。

沖縄ステーキ火傷を負わせた件について、運営会社社長が謝罪。
弊社グループにて発生した事故について
この度、弊社グループである(株)グレートイースタンが運営するステーキレストラン・サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店にて、お客様が火傷を負われる事故が発生し、弊社グループといたしまして誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
負傷されたお客様の治療対応につきましては、グループの本部である弊社にて誠意をもって尽くす所存でございます。
この度の原因となりましたフランベにつきまして、長年サムズで実施しておりましたが再発防止の観点から中止し、二度と行わないことといたしました。
尚、当該店舗は、本件の検証や再教育の実施から当面の営業を自粛させていただきます。
弊社グループは、今回の事故を教訓に、社員教育を含め再発防止に努めてまいります。
令和4年11月22日
株式会社フジオフードグループ本社
代表取締役社長 藤尾 政弘

『弊社グループである(株)グレートイースタン』っていっても、そのグレートイースタンのサイトに書かれた社長名はフジオフードグループ社長と同じ藤尾政弘氏ですけどね。なんか空々しい。株価暴落を防ぐための言い方に感じます。この方が社員教育と安全管理体制の徹底を怠っていたとしか思えません。サムズグループの長年のブランドと信頼を、傘下に収めてから崩壊させた張本人だと私は思っています。

グレートイースタンの車掌はフジオフードシステムの社長と同じ藤尾正弘氏

グレートイースタンのサイトには未だに謝罪文の掲載はないですね。本社所在地も確認すると、グレートイースタンの看板ではなく、フジオフードシステムとなっています。

ちょっと待って!本社所在地の敷地にローズガーデンがあるけど?中城村だけじゃなくて山内にもできたの?もしかして、ローズガーデンもフジオフードシステムに買収されたの??

調べてみるとそうだね。。ローズガーデンも社長名が藤尾政弘氏になっています。

勘弁してよ~。沖縄の長年愛されてきたブランド力のある飲食店、全部買い占めてるの?最悪。

沖縄ステーキフランベ火傷事故を起こしたフジオフードシステムは、ローズガーデンも買収していた。

とにかく、火傷を負った男の子と父親の回復と、運営会社の手厚い見舞金などの対応を強く望みます。
沖縄の鉄板焼ステーキ店でフランベで注がれたのは油?

沖縄の鉄板焼ステーキ店でフランベで注がれたのは油?
辻調理師専門学校の榊正明教員は、情報番組ゴゴスマに出演し、沖縄の鉄板焼ステーキ店での動画に言及しました。
榊正明教員によると、フランベをする際に、通常はアルコールを振りかけるように投下するのが通常です。しかし沖縄の鉄板焼ステーキ店でのシェフの調理している動画では、フランベする際にアルコールをシューっとかけている確度が気になると話しています。

フランベとは、調理の最後にブランデー、ラム酒、ウイスキーなどアルコール度数の高い酒をフライパンの中に落とし、一気にアルコール分を飛ばす調理法です。 主に、肉や魚などの素材をフライパンなどで焼いたり炒めたりする際、最後の香り付けのために使用されます。揮発したアルコールにガスコンロから引火するため、一瞬、炎が上がります。
榊正明教員はフランベする際は、アルコールをかける量と、アルコールをかける時の確度が大事と、調理師学校では教えているという事です。
一方、元東京消防庁警防部長の佐藤康雄さんは、シューっとかけているのは、液体の色が黄色いので油ではないか?と見解を述べています。また、炎の色も赤黄色いので、油の炎だと思われるというのです。
この意見に対して、辻調理師専門学校の榊正明教員は、確かに通常のフランベはアルコールを燃やすので、青白い炎になると述べています。画像では赤い色だったので油が燃えた色も入っていたと言えると言っています。
もしかしたら、沖縄の鉄板焼ステーキ店のシェフが、アルコールと油を間違えてしまった可能性もあるのでは?と番組MCの石井亮次アナウンサーは述べています。
調理過程にミスがあったのでしょうか。
番組に出演した、菊池幸夫弁護士は「油だったかアルコールだったかは捜査で今後明らかになると思います。今後は、フランベをする手順、確度だったり量だったりが業界の安全基準・料理界の常識的なものに合っていたかどうか?というのが、今後の捜査ポイントになるかと思います。」と述べていました。
今回の事故で子どもの火傷は非常に深刻という事を受け、元東京消防庁警防部長の佐藤康雄さんは、子どもの火傷の対処方法について次のように述べています。
客前でフランベするには1ヶ月毎日練習が必要
日本テレビでは、渋谷 鉄板焼ORCA 長谷川義洋オーナーにフランベについて取材しています。
「『フランベ』というのは、最後にお肉の仕上げにブランデーで甘い香りをつけるためにやる作業。パフォーマンスも兼ねて、激しく炎を上げる店が多い」(長谷川義洋オーナー)
ブランデーや赤ワインなどで香り付けとして行われるフランベ。長谷川義洋オーナーのお店では約1か月、毎日練習をして経験を積んでから客前で披露するということです。
「油とか引火の原因になるので、油は捨ててから(肉は)自分たち寄りに置く」(渋谷 鉄板焼ORCA長谷川義洋オーナー)
注意することは、余計な火が上がらないように油を捨てて、客から遠い位置に肉を置くことだといいます。
さらに、撮影する人がいる場合、注意を呼びかけるといいます。
「動画を撮られる方には、『離れて引き気味に撮ってください』と」(渋谷鉄板焼ORCA 長谷川義洋オーナー)
また、ブランデーをかける時は、客の方向にノズルを向けることはないということです。
今回の事故を捉えた動画では、料理人の手元に握られたボトルはノズルが撮影者の方を向いていました。そしてボトルから液体が出た瞬間に炎上し、手元のボトルも爆発するようにはじけていました。
警察によると、炎が燃え広がった原因とみられるのは“手順の間違い”です。料理人が本来入れるべきでないタイミングでアルコールを入れたため、炎が飛び散ったとみられています。
サムズアンカーイン運営側の対応「容器を間違えた」
とみしろ市のステーキ店サムズアンカーインを運営するフジオフードシステムによりますと、本来、ステンレス製の容器に入れるべきだったアルコールがプラスチック製の容器に入っていたことから、アルコールが吹き出してしまったということで「使用する容器が不適切だった」と説明しています。
被害者に対しては、「被害にあわれた方には誠心誠意対応していく本当に申し訳ない」とコメントしています。
下へ続く…
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