埼玉県ふじみ野市の住宅で、散弾銃を持った男が医師を人質に立てこもった事件。
犯人の渡辺宏容疑者は、高齢の母親92歳を10年以上にわたって介護していたことがわかりました。
調べていくと、渡辺容疑者の母への異常愛が浮き彫りとなってきました。
そして母親の方も「マザコン息子が愛おしい」のか長年、その異常愛を甘受し続けています。
渡辺容疑者の母親は、息子をどのように思っていたのか調査していきます。
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渡辺宏の母親に大きな持病はなかった
渡辺宏の母親は、息子が立てこもり事件を起こす前日2022年1月26日に92歳で亡くなっています。一般的に90代まで生きる事ができたのなら、大往生と言われる年齢です。
しかし渡辺容疑者は、母の死に納得がいかないのか、訪問診療を行っていた医師らを母親が亡くなった翌日に自宅まで呼びつけています。
母親の実際の容態はどうだったのでしょうか。
調べていくと2年前、渡辺容疑者と母親は以前住んでいた地域で、10年以上同じ病院にかかっていたそうです。
そこでは、渡辺容疑者の母への異常な愛の為か、トラブルが頻発していたようです。
渡辺容疑者を知る病院関係者は、毎日新聞の取材に、こう話しています。
その病院では10年以上通っていたという事ですから渡辺容疑者の母親は、80歳から90歳くらい間の10年間通院していた事になります。
80代といえば、もう後期高齢者です。体の衰えが進むのも仕方のない事のように思えます。
スタッフに危険が及ぶ場合、または理不尽な要求をしてきて診療に影響がある場合、医療側にも患者を拒否できるようにしてもらいたい。(医療関係者)
渡辺宏「母親に失礼をしたら絶対ゆるさない」
渡辺容疑者は母親に「胃ろう」をしてと要求
渡辺容疑者から最後に電話があったのは1月24日でした。私が話を整理して、『もう1回先生と話をしてみたら』と伝えると『そうですか、聞いてみます』と素直に答えていましたよ。激高したりする様子もなく、淡々と話していました。ただ、以前から『ご飯もお風呂も全部自分でやっている』と言っていましたし介護サービスなども利用していないと聞いていたので介護の悩みを1人で抱え込んでいるのではないかという心配はしていました(文春オンラインより)
渡辺宏容疑者の兄弟や経歴は
「私の親戚でも医師とトラブルを起こした人がいて。」
そう話すのは港区在住のBさん。
Bさんは、従兄弟が自分の母親の初期がんの治療方法について不満があり、医師に怒鳴っていたといいます。
私の従兄弟は、48歳の独身男性。獣医師の免許を持った県庁職員です。彼は学校の成績は良かったんですがコミュニケーションが上手くとれない人。
普段は普通な感じで話したりしているのですが、気に入らないことがあると突然攻撃的で高圧的な言葉を使って説教みたいな事を長時間するんです。
私も一度、地雷を踏んだらしく2時間説教されたことがあります。ところが説教の内容に説得力はなく、何言ってるの?って感じ。でもあまりに怒ってるからちゃんと聞いてる風を装って「すみませんでした」と言うしかなかったんです。
あるとき、彼の母親が初期がんで入院することになったんです。主治医から治療方法を母親と一緒に聞いていたらしいのですが、その内容が気に入らなかったらしく、院内で医師に対して怒鳴ったりして長時間かけてトラブルになったそうです。
彼は獣医師でもあるので薬のこととか、予備知識があるらしく、自分の知識と照らし合わせて、治療法が納得いかなかったようなんです。
でも、動物と人間の治療法は違うし、医師だってその分野の専門医ですよね。獣医師に口出しされても医師としては正直なところ、何言ってるの?って思ったと思います。
母親も困り果てていましたが「幼い頃から、もう言っても聞かないから」と本人の好きなようにさせてるんですよね。また、彼は母親には優しいらしくて。。。
そんな彼の性格は父親ゆずり。父親も変な人で周りから避けられる存在でした。彼は過去に父親とも口論となり歯止めが効かず、暴力まで振るって入院が必要なほどの怪我をさせていました。怪我をさせた後、無事退院はできたのですが、退院してから父親が亡くなるまで、口も聞かなかったらしいです。
なんだか、今回の渡邊宏容疑者と人物像が被って見えますね。(港区在住のBさん)
渡辺容疑者は高齢マザコンなのか
渡辺容疑者は、母親思いの高齢マザコン息子なのでしょうか。
介護職のスペシャリストAさんによると「男は元来マザコン」と言います。
渡辺容疑者は母親の年金目当て
良い人生だよね…。
そんなために納税してないっての!
>最初は母思いの息子なのかと思ったけど、どうも母親の年金で暮らしていたっぽい。だからなんとしても生かしておいてほしかったのではないか。もしこれが本当のことだとすると、割とそういうことって今の日本で実は問題になっていて、この先さらにそういう人の問題は増えてくるかもしれませんね…。
医療現場で働いた経験を持つCさんは、老老介護についてこう話しています。
私が仕事を辞めるきっかけもこのような人のクレームでした
大抵未婚の息子や娘と生活している方で、親に死なれると一人ボッチで怖い、または親の年金も生活費の一部なのでどうしても死んで欲しくないどうにかして欲しいと無理を言ってきます。
今の医療であれ平均年齢前後になれば、どうなるかは断定できませんし、入院するほどの病気や怪我をした場合、必ず病院から元気で歩ける状態で退院できるとは限りません
また自分は回りの同年代の高齢者より若く見られるし、若い頃から足腰に自信があったから怪我をしても、入院前と同じようになって退院できると勝手に思い込む高齢者本当に多いのです。
ハッキリ言えば、高齢になればなるほど、たった一年での体力低下はかなりのもので、去年出来たことが今年も出来る保証がないのです。(元医療関係者Cさん)
未婚の息子が、親の年金も生活の一部なのでどうしても死んでほしくないという言葉に、家族愛はあるのでしょうか。
鈴木純一医師に死亡した母親に蘇生措置を要求
渡辺容疑者は逮捕後、黙秘を続けていました。しかし、逮捕翌日から少しづつ供述しはじめているそうです。
渡邊宏容疑者は、鈴木純一医師らに線香をあげて欲しいと呼び出しています。その際「生き返えらせてほしい」と死亡して30時間以上たっている母親へ心臓マッサージの蘇生措置を要求し断られると、突然、散弾銃を取り出し至近距離で鈴木純一医師に発砲。その後も一緒に来ていた関係者らにも合計2発銃を発砲してしています。
母親が生きていたなら、こんな身勝手な息子へどのように声をかけるのでしょうか。
コメント
もう、いい加減こんな犯罪者は即射殺だよ。色々犯罪者を擁護するけどさ、胸に手をあてて考えて、本当にそれが良いと思う?
結局、時間を置いても、ここまでの事をした犯罪者は、良くて生活保護者。
悪ければ、再犯で殺人者。
裁判であーでもない、こーでもないと論議するけど。。。さ。 人類にとって損失でしかない。
全く酷い話だ。今回の事件は全く酷い話。しかしそれに並ぶほどにこの記事も酷い。
確たる情報はほとんど大手記事からの転載、深掘りするのが得意と書いていらっしゃるわりには井戸端会議の適当な話を拾ってきただけのような印象。
港区のBさん(同一人物?)のコメントはなぜ載せてしまったのか…獣医師免許持った人とこの人は全くもって別人。その人の人格や環境に丁寧な分析を加えて普遍化した上で渡辺容疑者に応用するならまだしも具体的事象の羅列の後に「なんだか被って見えますね」と言われても「それって無反省の直観(偏見と言っても良い)じゃないかしら」としかならない。
また、その下にあるBさんの「キモいですね」も本当に本当に知見の幅が浅くて狭い発言。「甘え」は人格の根幹をなし、自己の存在を確認をする非常に大切な行為です。記事を書く前に土井健朗さんの『甘えの構造』など読まれることをオススメします。
例えば男性は自立が過剰に求められるという点では社会構造の被害者なのかもしれませんよね。だから人格を補填するために人目に触れない私的空間での「甘え」を必要とするのかもしれません。「甘え」は人格において普遍的に必要な行為ですから、なぜ女性の「ファザコン」は気持ち悪いと捉えられるようなことがないのか、というような視点にも繋がります。そうなるとなんらかの社会構造からして、女性は男性に比べて普段から甘えることが可能であるのかもしれません。
もちろんこのような分析はセクシュアリティや社会制度などとも関わってきますから、過度に一般化して決めつけるのもまた危険ではあります。とはいえやはり聞き齧り程度の話や局所的な意見を一般論としてしまうような記事は、今の世界をより生きづらくするだけで、なんの有用性もありません。
偏った意見の羅列は上に述べたとおりですし、正しいように思われるコメントは散見できても、記者の方にそのコメントに対する分析能力や知識が欠落しているのかなという記事でした。全くもって深掘りできておらず、Yahooコメントと質的にさほど変わらず、ひいてはスティグマの強化にしか使えない記事と言えるでしょうね。長文失礼しました。